ホームページ制作が50万円かかるのか
【料金の話】ホームページ制作50万円の内訳を、工程から説明します
森啓亮
【料金の話】ホームページ制作50万円の内訳を、工程から説明します
ホームページ制作の見積もりで50万円と聞くと高く感じると思います。ただ、作る側から工程を分解すると、多くの場合あの金額はぼったくりではありません。
今日はその内訳を書きます。
一般的な制作は、おおよそ次の工程で進みます。 ①ヒアリングと要件定義(何のためのサイトで、何を載せるか決める) ②情報設計(ページ構成やワイヤーフレームという設計図を作る) ③デザインカンプ制作(見た目のデザインを作る) ④実装(デザインをコードに起こす) ⑤テストと公開。そしてこれら全体の進行管理をするディレクションが並走します。
制作会社では通常、これをデザイナー・エンジニア・ディレクターで分業します。 つまり見積もりの正体は「関わる人数×それぞれの稼働日数」の人件費の積み上げです。 技術者の稼働単価から考えると、複数人が数週間動けば50万円は自然に到達する金額で、構造としては妥当なんです。
うちが初期3万円〜でやれているのには、2つ理由があります。
ひとつは、エンジニアの私が要件定義から実装まで直接担当していて、分業間の伝達・管理コストが発生しないこと。
もうひとつは、これまでの制作で自作してきた開発基盤(設計やコードの共通部分)を再利用して、実装工程を大きく圧縮していることです。市販テンプレートに流し込んでいるわけではなく、自前の部品を再利用している、という違いです。
正直な注記もしておくと、大規模なサイトや、多人数のチームで運用していく前提の案件は、分業体制のしっかりした制作会社のほうが向いています。体制の違いであって、優劣ではありません。
見積書を見るときは「どの工程に、誰が、何日かかる想定ですか」と聞いてみてください。誠実な会社なら答えられるはずですし、金額の意味が一気に見えるようになります。
