制作の進め方HP制作、発注者のリスク

ご契約の前に草案をお見せする理由

【制作の裏側】ご契約の前に草案をお見せする理由 — 発注側のリスクの話

森啓亮

ホームページ制作の契約って、冷静に考えると少し変な構造をしています。 数十万円になることもある買い物なのに、完成品を見ずに契約するのが業界の標準だからです。

これは経済学でいう「情報の非対称性」の問題だと思っています。 作る側は要件を聞いた時点で完成形をある程度想像できますが、発注側にはそれができない。

「イメージと違うものが出来上がってきたらどうしよう」という不安は、構造上、発注側だけが背負わされています。

私が発注する側でも同じ不安を持つと思います。

なのでうちでは、順番を逆にしました。

ご相談をいただいたら、公開されている情報などをもとに、先にサイトの草案をお作りして、完成イメージを見ていただいてから話を進めます。

これができるのは、これまでの制作で積み上げてきた自作の開発基盤があって、試作にかかるコストを小さく抑えられるからです。 方向性が違えばその場で言っていただければ直しますし、草案を見て「進めない」という判断をしていただいても大丈夫です。

完成形を見てから決められるほうが、発注側のリスクが減って、お互いに健全な取引になると思っています。