Webの仕組み検索, サジェスト

検索窓の「候補」は、どうやって決まっているのか

サジェストの仕組みと、人によって違う理由

森啓亮

検索窓に文字を打つと、続きの候補がずらっと出てくる。

あの

「サジェスト(オートコンプリート)」

がどう決まっているのか、考えたことはあるでしょうか。

土台になっているのは、世界中の利用者が実際に検索した言葉の集計です。

多くの人がよく検索する組み合わせほど候補に出やすくなります。

つまりサジェストは、世の中の関心の統計的な鏡です。

「地域名+業種」

と打ったときに出てくる候補は、実際にそう調べている人が大勢いる、ということを意味します。

ただし、全員に同じ候補が出るわけではありません。

あなたの過去の検索履歴、いま居る地域、言語、そのときの流行(急上昇中の話題)などが加味されるため、隣の人とは違う候補が出ます。

「自分のスマホではこう出るのに、人のスマホでは出ない」

のは正常な動作です。

また、何でも表示されるわけでもありません。

検索サービス各社は、個人への誹謗中傷や差別的な内容などが候補に出ないようポリシーで抑制しており、問題のある候補には削除申請の窓口もあります。

完全ではありませんが、無法地帯でもない、というのが実情です。

事業者にとって、サジェストは無料の市場調査ツールになります。

自分の業種名に続けて何が出るかを見れば、お客様が何と一緒に調べているか(「料金」「評判」「比較」など)が分かります。

それはそのまま、ホームページに載せるべき情報のヒントです。

「業種名+料金」がよく調べられているのに料金ページがないサイトは、

聞かれていることに答えていない状態、

と言えるわけです。