ホームページ作り変えが必要か、修正で足りるか判断する3つのポイント
スマートフォン対応・更新のしやすさ・セキュリティで判断する
10年以上前に作ったホームページ、あるいは他の制作会社に任せているホームページを見直すタイミングで、多くの経営者からご相談をいただく悩みがあります。それは「今のホームページを部分的に直すだけで十分か、それとも全体的に作り直すべきか」という判断です。
迷われる気持ちはよく分かります。というのも、その判断には技術的な知識だけでなく、お客様の来店・問い合わせの流れ、そしてお金の使い方のバランスを考える必要があるからです。私の見てきた範囲では、この判断をするときにチェックすべき具体的な項目があります。
スマートフォン表示が真っ先に見るべき点
まず最初に確認してほしいのが、今のホームページがスマートフォンでどう見えているかです。札幌の多くの小売店や飲食店の経営者から「最近、スマホからのお客様が増えた」というお話を聞きます。実際に、見込み客の8割以上がスマートフォンで検索してから店舗を訪ねるという統計もあります。
お手持ちのスマートフォンで、今のホームページを開いてみてください。文字が小さくて読みにくい、画像がはみ出している、メニューボタンが押しづらい——こうした症状があれば、最低限の改修では追い付かない可能性が高いと思っています。古いホームページの多くは、パソコンサイズを前提に作られているため、スマートフォン対応の修正は「部分修正」では済まず、サイト全体の構造を見直す手間が発生しやすいのです。
更新が難しくなっていないか
次に確認すべきは、今のホームページがどのくらい「自分で更新できるか」という点です。多くの企業のホームページは、制作会社に更新を依頼するたびに料金がかかる仕組みになっています。また、古い制作会社とのやりとりが面倒になってしまい、結果として情報が古いままになっているケースも見受けます。
お店の営業時間が変わった、新しいスタッフが入った、季節ごとのメニューを更新したい——こうした「頻繁な更新」が必要な業種であれば、更新の仕組みがどうなっているかは大切なポイントです。もし今のホームページで自分では更新できず、その度に費用がかかるのであれば、長期的には作り直して「自分で更新できる形」にする方が経済的だと思っています。
ページの読み込み速度と古さの実感
ホームページを開いたときに「なんか遅いな」と感じることはありませんか。あるいは、見た目や色使いが何となく古く感じますか。
読み込み速度が遅いサイトは、検索エンジンからも低く評価されやすくなります。理由としては、ユーザーが見づらい不便なサイトになっていることが多いからです。また、見た目が古いと、訪問者から「この会社は大丈夫だろうか」という不安を招きやすいのです。
特に飲食店や美容関連のビジネスでは、ホームページの見た目が与える信頼感は重要です。5年以上前のデザインであれば、「新しく作り直す」という判断も検討する価値があります。
部分修正で済む場合のポイント
以上の3点を確認して、「スマートフォンはちゃんと見やすい」「必要に応じて自分で簡単に更新できる」「見た目もそこまで古くない」——そうであれば、部分的な改修や情報の追加・修正で対応できる可能性もあります。
ただし、この判断には技術的な知識も必要になります。古いホームページでは、セキュリティの面で問題があることも少なくありません。また、検索エンジンの評価方法は毎年のように変わっているため「何年前に作ったか」は、見た目以上に重要な判断基準になるのです。
判断に迷ったときは
「本当は作り直した方がいいのか、それとも修正で大丈夫か」という判断は、正直なところ、サイトの内部構造まで確認しないと正確には分かりません。作り変えの必要性と費用のバランスを考えるなら、一度、ホームページ制作の専門家に相談して、現状を診断してもらう方法もあります。その際は、営業や売り込みの連絡が来ないか心配だと思いますので、「診断だけしてほしい」と伝えたうえで、複数の業者に相談する方が、判断の参考になるでしょう。
私たちは、既存のホームページをどう活かし、どこを改める必要があるかについて、技術的な面から正直なアドバイスを心がけています。作り直すメリットと費用を理解した上で、経営者さまが納得できる判断ができればと思っています。
