ホームページ作り直し時に問い合わせを減らさない設定と手順
リダイレクト設定とページ対応で、問い合わせを減らさない
ホームページを作り変える際に、多くの経営者の方から「新しく作ったら問い合わせが減ってしまった」という相談を受けます。せっかく費用をかけてリニューアルしたのに、結果が悪くなるのは本当に残念なことです。
この現象の多くは、リニューアル後に古い情報がインターネット上に残ったまま検索結果に表示されることが原因です。技術的には「リダイレクト」という仕組みで対応できるのですが、正確に設定しないと、検索エンジンも訪問者も混乱してしまいます。今回は、ホームページを作り直すときに、検索結果や問い合わせに悪影響を与えない方法についてお話しします。
ホームページ作り直し時に起きやすい問題
作り直す前のホームページと作り直した後のホームページでは、ページのアドレス(URLといいます)が変わることが多いです。たとえば、古いサイトは「example.com/company」というアドレスで、新しいサイトは「example.com/about」というアドレスになるようなケースです。
このアドレスが変わると、検索エンジンは「古いページと新しいページは別のコンテンツ」と判断してしまいます。その結果、検索結果に古いページが表示されたまま になることがあります。訪問者が古いアドレスをクリックするともう情報が無いページに飛ばされたり、新しいサイトにはたどり着けず離脱してしまいます。
リダイレクト設定の役割
この問題を防ぐのが「リダイレクト」という技術です。簡単にいえば、古いアドレスにアクセスした人を、新しいアドレスに自動で送る仕組みです。
たとえば、訪問者が古い情報をブックマークしていたり、検索結果の古いリンクをクリックしても、自動的に新しいページに案内されるわけです。これにより、訪問者は迷わずに新しいサイトの情報にたどり着けます。同時に、検索エンジンも「このページは新しいアドレスに移った」と理解できるため、検索順位を維持しやすくなります。
ただし、リダイレクト設定を間違うと逆効果になります。たとえば、本来別の内容のページに誤って繋いでしまうと、検索エンジンから「ページの品質が低い」と判断される可能性があります。
サイト作り直し時に確認すべき設定
制作会社と作り直しを進める際に、最低限次の3つを確認することをお勧めします。
1つ目は、古いページと新しいページの対応表です。どの古いページがどの新いページに対応するのかを、あらかじめ整理しておきます。「古い会社案内ページ→新しいサイトの概要ページへ」というように、ページごとに対応を決めておくことが大切です。
2つ目は、リダイレクトの種類です。技術的には「301リダイレクト」(永久的に移動)という設定を使うことが一般的です。正しい種類を使わないと、検索エンジンが古い情報を保持し続けてしまいます。
3つ目は、リダイレクト期間です。「どのくらいの間、リダイレクトを続けるのか」を制作会社に確認します。一般的には3ヶ月から1年程度が目安ですが、制作会社により対応が異なるため、契約時に明確にしておくことが重要です。
作り直し後の定期確認
ホームページを作り直してから2週間から1ヶ月経ったら、検索エンジンの管理画面(Google Search Consoleといいます)で問題がないか確認することをお勧めします。ここで「ページが見つかりません」というエラーが表示されていないか、検索順位が大きく下がっていないか、といったポイントをチェックできます。
ただし、検索順位の変動は日々起きるものですので、「絶対に下がらない」と保証することはできません。ただし、正しい設定をしておけば、大きく落ちることは避けやすくなります。
自分で更新する形にする工夫
ホームページを作り直すときは、検索結果への影響だけでなく「その後の運用」も考えることが大切です。作り直した後、「制作会社に毎回費用を払って更新してもらう」という形が続くと、コストがかさみます。
私が提供している独自CMSは、こうした作り直しの際にも「公開後は経営者様自身で更新できる形」を心がけています。この方が、制作会社への依存が減り、長期的には経営にプラスになると考えています。
ホームページを作り直す際に大切なのは、新しいデザインや機能だけでなく、検索結果への配慮と、その後の運用体制です。制作会社と相談するときは、今回お話しした確認項目を参考に、不明な点は納得いくまで聞いておくことをお勧めします。
