会社名で検索しても自社のホームページが出てこないときの確かめ方
載っていないのか埋もれているのか、順に切り分けます
森啓亮(代表) / CRE-COMSENCE(クリコムセンス)
会社名で検索して自社のホームページが出てこないときは、まず検索窓に「site:」と自社のドメインを入力して検索してください。1件も出なければ、そもそもGoogleに登録されていない状態で、noindexの設定やサイトマップの送信漏れが疑われます。何件か出るのに会社名では上に来ない場合は、ページのタイトルや社名表記のほうを見直します。この切り分けを先に行うと、直す場所を間違えずに済みます。
🔍 まず「載っていない」のか「埋もれている」のかを分ける
最初にすることは原因探しではなく、切り分けです。検索窓に「site:」に続けて自社のドメイン(例: site:example.com)と入力して検索し、1件も出なければ「そもそもGoogleに登録されていない」、何件か出るなら「登録はされていて順位の問題」と分かれます。ここを分けないと、直す場所が見当違いになります。
- 検索窓に「site — 」と自社のドメインを続けて入力します(例: site:example.com)。間にスペースは入れません。
- ページの一覧が出れば、Googleに登録はされています。1件も出ないときは、登録されていない可能性が高いと考えます。
- 次に会社名だけで検索し、自社のサイトが何番目に出るか、他社や古いサイトが先に出ていないかを見ます。
- このとき、ブラウザのシークレットモードや、いつもと違う端末でも確認します。自分の閲覧履歴によって見え方が変わることがあるためです。
- 画面を写真に撮るか、メモに残します。制作会社や相談先に伝えるとき、この記録があると話が早く進みます。
🔍 なお「site:」検索は目安です。Google 検索セントラルでも、これが全ページを網羅した一覧ではないと案内されています。正確に調べたい場合は、Google Search Console(サイトの登録状況を確認できる無料のツール)の「URL検査」を使います。
⚠️ 1件も出てこないときに多い原因はどこか
「site:」検索で1件も出ないときは、サイトの出来の良し悪しではなく、検索エンジンに読まれない設定が残っている場合がほとんどです。2026年10月時点で私が実際に見てきた範囲では、次のような原因が多いと感じています。
- 公開してから日が浅い。数日から数週間かかることがあり、登録の時期をGoogleが約束している仕組みではありません。
- 制作中に入れた「noindex」という指定が外れていない。検索に出さないための目印で、公開作業の際に外し忘れると出てきません。
- robots.txtという設定ファイルで、検索エンジンの巡回を止めたままになっている。
- サイトマップ(ページの一覧を検索エンジンに伝えるファイル)が送られていない、または中身が古いまま。
- サーバー移転やドメイン変更のあと、転送の設定が入っていない。
- ドメインの有効期限が切れ、サイト自体が表示できなくなっている。
⚠️ 私が実装時に気をつけているのは、URLの末尾に「/」が付くかどうかの統一です。サイトマップや正規URLの指定と実際のURLが食い違うと、検索エンジンがどのページを正とすべきか判断しにくくなります。見た目では気づけない部分なので、公開時に表記を揃えるようにしています。
これらはいずれも設定の問題で、作り変えなくても直せることが多い範囲です。
✅ 登録はされているのに上に出ないとき、どこを見るか
ページは登録されているのに会社名で上に出てこないときは、社名がサイト上で正しく書かれていないケースが目立ちます。確認する順に挙げると次のとおりです。
- トップページのタイトルに社名が入っているか。ブラウザのタブに出る文字が「HOME」や「ホームページ」だけになっていると、社名との結びつきが弱くなります。
- 社名の表記がサイト内で揃っているか。「株式会社」の位置、カタカナと英語、スペースの有無などが混在していないかを確認します。
- 同じ社名や似た名前の会社が他の地域にないか。この場合、お客様は「社名+札幌」のように地域名を足して検索することが多いので、所在地をページ内に明記しておく意味があります。
- 会社概要ページに、社名・住所・電話番号が本文として書かれているか。画像の中の文字は読み取られないことがあります。
- Googleビジネスプロフィール(地図に出る無料の登録情報)の社名表記が、サイトと食い違っていないか。
✅ ただし、これらを直せば何番目に出ると申し上げることはできません。順位の決まり方は公開されておらず、保証できる性質のものではない、というのが私の立場です。できるのは、検索エンジンにもお客様にも社名が正しく伝わる状態に整えることまでだと思っています。
💰 設定の直しで足りるか、作り変えを考えるか
設定が原因なら修正で足り、サイトの作り自体が原因なら作り変えを検討する、という分け方が実務的だと思っています。見分け方は次のとおりです。最終的な判断は、現在のサイトの中身を見てからになります。
原因がnoindexやサイトマップ: 設定ファイルの修正で足ります。管理画面か、サーバー上のファイルを触れる人がいれば数時間の作業です。
原因が全ページ同じタイトル: 管理画面でページごとにタイトルを変えられるなら修正で足ります。変えられない作りなら、作り変えを検討する段階です。
原因が旧サイトの残存: 古いURLから新しいURLへの転送(301リダイレクト)設定で対応できます。作り変えは不要です。
原因が自分で更新できない作り: 社名や住所の表記をいつまでも直せないことになります。更新の仕組みごと見直す話になります。
原因がスマホで表示できない・httpsになっていない: httpsは通信を暗号化する仕組みで、SSLと呼ばれますが正式にはTLSです。ここが古いままなら、部分修正よりも作り変えのほうが結果的に手間が少ない場合があります。
💡 制作会社と連絡が取れずに確認そのものができない場合は、過去記事「ホームページ制作会社と連絡がつかない—先に確かめる順番」もあわせてご覧ください。作り変えを考える段階なら「ホームページ作り変え時に検索順位が落ちない方法—4つの準備」が近い内容です。
今のサイトがどの状態にあるか分からないときは、作り変えのご案内ページ(https://cre-comsence.com/renewal)からご相談いただければ、現状の確認からお手伝いしています。


